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化粧文化Q&A

ポーラ文化研究所にこんな質問をいただいています。

Question 31

スキンケア化粧品、 男性が使うようになったのはいつから?

Answer

日本の男子が、現代のようなクリームや化粧水などのスキンケア化粧料を使うようになったのは、20世紀になってからのことです。 大正4年(1915)の新聞広告には、「文明の世の紳士威儀を保つ上に欠くべからざる男子の美容料」として、「男子に何が美容料だ! 堂々たる男子に美容料の必要が何処にある! とおっしゃるな、美を好むは人間の本性のしからしむる所で其所に何ら男女の差別はない。…一個の男子として世に立ってゆくには容姿の端麗ということに不断の留意を用いることが肝要です。」とあり、さらに「…紳士向き美容料として最も名声のある乳白化粧料レート…」(『平尾賛平商店五十年史』)と紹介しています。 他にも「男女美身料クレームレート」、「マスターバニッシングクリームは、男性の髭剃り後のヒリヒリに効果あり」などと表記されています。 おしゃれに真剣に取り組んでこそ文明人という、意気込みでいどんでいます。“見ためは大事”というのは昔からいわれていたのですね。 もうすぐ父の日、頑張るお父さんにスキンケア化粧品をプレゼントしてみてはいかがでしょうか?

※ バニシングクリーム
無脂肪性のクリームでさっぱりしている。肌につけると白くなり、さらにのばしつけると、白さが消えていくのでバニッシュ(英語でVanishは「消える」「見えなくなる」の意味)といわれ、日本では1900~1940年代に流行したクリームのタイプ。

理容店、サカヰ調髪館の広告。「美容と衛生を重んずるレート使用の店」と平尾賛平商店の化粧料を男性向けにも使っていることを伝えている。当時は男女兼用であった。

次回の更新は7/3の予定です。

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