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「美のココロ」 ー黒の化粧ー

さまざまな資料からみえる、女性たちの美への想いとは? 今回のテーマは「黒の化粧」です。

第二十一回 眉のサインとは

極細眉が流行ったかと思えば、今度は太めのナチュラル…と、何かとトレンドの移り変わりの早い眉メーク。

江戸女性の場合はというと、当時の美容本には顔の形にあわせた眉の描き方が載っています。大きめの顔には少し太く、短い顔には細い三日月のように、ちゃんと顔のバランスを考えて描いていたようで、その点は今と変わりない模様。

当勢三十二相 寝むた相

しかし驚きなのはここから。上流階級以外の江戸女性は、-結婚したらお歯黒、子どもができると眉を剃る-というのが一般的だったのです!しかもその青々とした"剃りあと"は美とされ、浮世絵などにも描かれていました。

"眉を抜きすぎてしまった!"なんて事態は起こりますが、眉が無い姿のままではさすがに人に会えない現代。
まさか全て剃ってしまう事が子持ちのサインだったとは…。江戸時代のママさんの集まりでは、全員眉がなかったのかと想像すると、文化っておもしろなぁと改めて思います。

当勢三十二相 寝むた相

当勢三十二相 寝むた相/一鴬斎国周/明治二〜四(1869〜71)年

次回は、最後の-色-「黒の化粧」-額・襟化粧編
更新は5/12の予定です。




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