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「美のココロ」 ー髪型ー

さまざまな資料からみえる、女性たちの美への想いとは? 今回のテーマは「髪型」です。

第三十回【簪・笄】−かんざし・こうがい−

何気ない洋服の日でも、指輪やネックレスなどでアクセントをつけたとたん、ちょっと上品な雰囲気がでたり、アクセサリーは、おしゃれの楽しみのひとつ。着物ファッションの江戸女性にとってのその役割は、【簪・笄・櫛】かんざし・こうがい・くし、でした。
簪は、シンプルなものから、花簪、びらびら簪と呼ばれるような飾りつきのものまで、さまざま。

櫛 / 簪 / 笄

笄は、棒状なので髪をぐるぐると巻きつけたり、髷(まげ)の中に挿すという使い方をしました。そのほかに櫛(くし)は、髪をとかすよりも飾りとしての目的がありました。どの髪飾りも質によって値段はピンキリで、鼈甲(べっこう)の髪飾りだったら、斑(ふ)が少ないほど上質。また、大きいものの方が上等とされ、より豪華な髪飾りに女性たちは胸を焦がしました。とはいえ、高価なものは"お米何ヶ月分"。とうてい手が出せない。きっとそこは私たちと同じ、お財布と相談して、ベストな一品を選び抜いたのでしょうね。

びらびら簪

上/櫛 / 簪 / 笄 / 江戸時代後期
下/びらびら簪 / 幕末〜明治時代

次回の更新は8/11の予定です。