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(4点すべて)時代かがみ 左 / 天和の頃(1681〜1684)中左 / 享徳の頃(1452〜1455)
中右 / 嘉永の頃(1848〜1854)右 / 明治(1868〜1912)/ 楊洲周延
ここまで見てきた、江戸の髪型。髷って、元々は古代から続いた垂髪を作業の邪魔と、一本に束ね、その毛先を丸め込んだことがはじまり。だったのに、江戸時代も後半になるにつれ、どんどんとバリエーションが広がり、技アリでファッション性の高いものに変わっていったのです。
しかも、女性たち自前の髪で勝負していたこともポイント。同じ時代、西洋でもドレスに合わせたゴージャスでボリュームのある髪型文化がありましたが、技巧的なものは"かつら"がほとんど。
江戸女性は"地毛"であの芸術的ともいえる髷を結っていたのです。髪油もベットリで、強くひっぱったがため、時には禿(はげ)まで出来るというのだから、髪への負担も相当なもの。そして、寝てもさめても次に結うときまで髪型はキープ。実感こそできないものの、想像しただけで苦労が浮かびますよね。「オシャレはガマン」とは言いますが、すごいなぁ、江戸女性の美のココロ、その強さに感心です。
さて、ここまで辿ってきた江戸女性の美のココロは今回でひと区切り。次回からは様々な化粧品とそのココロをお話しましょう。どうぞ、お楽しみに。
次回の更新は12/22の予定です。