展覧会

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宮本佳美「消滅からの形成」
2018年9月7日(金)-9月24日(月・祝)
11:00-20:00(入場は閉館の30分前まで)
入場無料/会期中無休

絵画における「光と影」を追求する画家 宮本佳美は、あらゆる色彩の水彩絵具を混ぜ合わせた「黒ならぬ黒」というモノトーンの世界を繊細な綿布の上に表現しています。まるで光を操るように、丹念に、そしてストイックに「白」をハイライトに用いることで、白黒の絵画は研ぎすまされた佇まいを見せています。
五島記念文化賞美術新人賞の受賞をきっかけにオランダへ海外研修に渡った宮本氏は、17世紀のオランダ絵画における光「ダッチライト」に代わる現代の光の表現を追求するため、写真など光学的な技術も手段としながら、絵画という文脈において「光と影」というテーマに挑み続けています。
本展では、描く対象の植物そのものを白くペイントすることで、彫刻的な陰影を描き出した大作をはじめ、オランダ滞在中に感銘を受けた彫刻作品をモチーフに描いた作品など、新作を中心に約10点 発表します。
尚、会期中には土方明司氏(平塚市美術館館長代理、武蔵野美術大学客員教授)によるトークイベントを開催予定です。詳細はトップページよりイベント情報をご覧ください。

プロフィール
宮本 佳美(みやもと よしみ)
1981年
福岡県生まれ
2005年
京都嵯峨芸術大学付属芸術文化研究所研究生修了
2008年
京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
2014年
第25回 五島記念文化賞 美術新人賞

主な個展

2010年
「immortal plant」イムラアートギャラリー (京都)
2014年
「Canon」イムラアートギャラリー(東京)
2016年
「宮本佳美個展」イムラアートギャラリー(京都)

主なグループ展

2012年
「現代美術の展望 VOCA展2012 -新しい平面の作家たち-」
上野の森美術館(東京)
2013年
「水彩画 みづゑの魅力−明治から現代まで−」
平塚市美術館(神奈川)
2017年
「ニッポンの写実 そっくりの魔力」
北海道立函館美術館(北海道)、豊橋市美術博物館(愛知)
奈良県立美術館(奈良)

オランダで研修を終えてから2年後再びオランダを訪れた。

オランダの光は強くて白い。
日本の新緑とは異なる薄い緑が広がる。

Dutch Lightを探して歩き回った2年前、
17世紀オランダ絵画に見られる様な光は人間による環境破壊、空気汚染による為
その当時の光は消滅したと結論付けた。
私は、なすすべも無くオランダの空を見つめていた。

しかし、儚く消えゆく今見える光、今有る命に執着心を強めて臨んだ今回の訪蘭は
オランダの強い風、急変する天気と光と戦う中で、必死にモチーフの花から光と影を拾った。
探していたものをようやく見つけ出した様に思った。

儚く無くなるものをどれだけ力のあるものとして残すか、
それは私にとって光と影の探求をし、絵に描き出した先にいつも有ります。

宮本 佳美

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