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研究領域の拡充 ビューティーの多様化

研究領域の拡充に関する方針

ポーラ・オルビスグループは、化粧品の30年後を見据えて、化粧品の枠にとらわれずに新たな価値を提供していくため、Science、Life、Communicationの3つの領域での研究を行っています。
また、お客さまへの提供価値だけでなく、美しい地球環境とともにいきるために、資源循環を考慮した商品開発を検討していきます。

  • Science
  • Life
  • Communication

研究体制

グループ全体における研究統括機能をポーラ・オルビスホールディングスの「Multiple Intelligence Research Center」に集約し、そこで決定した戦略に基づいて、ポーラ化成工業の「Frontier Research Center」で研究を実行し、新規・既存事業へ活用するシーズを創出します。また、化粧品開発では、より革新性の高い新価値創出の実現を加速させ、グループ全体における技術開発機能を強化するため「Technical Development Center(TDC)」を新設します。研究・開発・生産を連動させ、新たな価値を創出する体制を大幅に強化します。

研究領域の拡充に関する目標・実績

研究受賞数
2029年目標 2020年実績
(2018年〜)
累計 10件 累計 5件
研究員数
2029年目標 2020年末実績
120人 68人

研究領域の拡充の取り組み

ポーラ化成工業 新感触を生むクレンジング製剤の研究でダブル受賞

ポーラ化成工業では、国内外の学会発表および論文投稿を積極的に実施しています。
2020年は、ポーラ化成工業 松尾一貴研究員が日本油化学会で発表した研究内容「水相の結晶状態に着目した、O/W型クリームクレンジングの安定化」が「ヤングフェロー賞」および「関東支部 若手研究者奨励賞」をダブルで受賞しました。日本油化学会でのダブル受賞は化粧品メーカーとしては初めてとなります。
日本油化学会は、油脂・脂質・界面活性剤およびそれら関連物質に関わる科学と技術の進歩を図り、産業の発展および生活と健康の向上に寄与することを目的とした学会であり、関連分野の科学・技術の進歩を奨励し著しい成果を上げた研究者を表彰しています。ヤングフェロー賞は35歳以下、若手研究者奨励賞は40歳未満の研究者を対象としており、両賞とも若手研究者の模範となったことが評価されました。
受賞した研究内容は「コクのあるクリームが肌上で急激にオイルのように変わる」という、今まで体験したことのないテクスチャーでお客さまの感性に訴えかける要素技術であり、「オルビス オフクリーム」(2020年2月発売)に活用されています。
この研究成果により、今後クレンジング化粧料にとどまらず、あらゆる製剤において新たな驚きと感動を呼ぶ感触という革新的な商品創出を可能とし、新規市場開拓を目指します。また、長期的には企業価値を高めるだけでなく、化粧品業界の発展に貢献していきます。

日立造船と共同で生分解性プラスチックの研究

ポーラ化成工業は日立造船(株)と共同で、「トチュウエラストマー®」を使った化粧品容器と内容物原料の共同開発を始めました。植物由来の成分を適用することで、環境負荷の低い製品の実用化を目指します。環境にやさしい植物由来成分を、化粧品容器と内容物原料の両方へ活用する共同開発は国内初です。

※落葉樹のトチュウ(杜仲茶の木)から抽出・精製した100%植物由来のバイオポリマーで、「柔軟性に優れ衝撃に強い」「水をはじく」といった性質を持ちます。

自由自在にクリームがDIYできる時代に

DIY(Do-It-Yourself)人気が世界中で加速し、家具や小物など、自分で作る工程や自分らしさを楽しむ人が増えています。しかし、本格的な乳液やクリーム作りは、研究所や工場といった場に限られ一般に広がっていません。なぜなら、水と油を混ぜ合わせる「乳化」には、界面化学の専門知識や、混ぜ合わせるための特殊な専用装置、複雑な作業工程などが必要だったからです。そこで、家庭で化粧品づくりを DIY できる乳化剤の設計・開発を行い「M-ポリマー」を開発しました。
好きな油や保湿剤をM-ポリマー水溶液に加え混ぜるだけで、乳液、クリーム、クレンジングクリームなど幅広い種類の化粧品を作ることができます。
またこの技術は従来の乳化に比べて熱エネルギーがほとんど不要で大幅なCO2削減につながるため、DIYだけでなく、環境負荷低減策として応用できるのではないかと期待しています。

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