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第15回 ステークホルダー・ダイアログの開催報告【ポーラ】

集合写真

実施日時 2018年7月20日
参加者 ポーラ・オルビスホールディングス(POHD)
代表取締役社長  鈴木 郷史
常務取締役  久米 直喜
取締役  藤井 彰
ステークホルダー
兵庫真 一郎 氏
三菱UFJ信託銀行株式会社 資産運用部
チーフアナリスト兼チーフファンドマネージャー
玉村 雅敏 氏
慶應義塾大学 総合政策学部教授
主な著書に「ソーシャルインパクト―価値共創(CSV)が企業・ビジネス・働き方を変える」
山口 周 氏
コーン・フェリー・ヘイグループ株式会社 シニア クライアント パートナー
主な著書に「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」

お客さま、従業員との思想や理念の共有が21世紀の企業競争力に

兵庫氏

昨今急速に普及しつつあるESG投資ですが、少し前まではESG投資に対して懐疑的に見る向きも少なくありませんでした。私は、その時から申し上げていましたがESGの中でもガバナンスが特に重要と考えており、ガバナンスの欠如は企業価値の大きな毀損に繋がると考えております。異常気象による水害、猛暑、さらにインターネットの普及などで、昔は予想もしなかったビジネスリスクが高まっています。環境、人権、人材などのリスクに対して積極的に取組むことは企業の活力になり、機会の獲得にもつながります。経営戦略の一環として長期的に取組むことが重要です。

玉村氏

企業のソーシャルマーケティングが専門ですが、御社はかねてからバリューチェーン全体で首尾一貫して社会と影響し合うビジネスを創っています。今後はCSVの観点で、女性応援No.1企業など、何か競争軸をつくり、明示的にする必要があるのではないでしょうか。
※Creating Shared Value:共通価値の創造

POHD

化粧品はそもそも文化的商材で、外面の美しさは結果的に内面の美しさにつながり、社会に出てがんばろうという気持ちにつながっています。ポーラの事業は4.5万名のビューティーディレクター(BD)の一人ひとりが、地域の人や経済と密接につながるプラットフォームとしての役割を担っています。地域の一員、生活者として事業を考えることができる会社はあまりないのではないでしょうか。今後も独自の事業的CSRをやっていきたいと考えています。

兵庫氏

何万名もの人たちに社長の想いをどう伝えるか、経営理念をどう腹落ちさせるかが問われますね。

山口氏

例えば、アートのコレクターは消費者というよりも応援者。これからは企業と顧客との関係性も、アートのようになっていくのでしょう。企業が発信する思想があり、そこに共感して人は自分から動くのです。私はここで働きたい、ここの物を買いたいと共感する人が集まると、自立性の高いガバナンスが効いてきます。

POHD

グループ会社を回っていると、トップは言葉にして、明文化して残さなければならないと実感します。2002年ですが、新ビジョンを打ち出し、化粧品と医薬品の境界をなくした研究所を作った時に、ある社員が「何かしなければならない」と気づいたそうです。他者がやることは絶対やらないというアートの原点思考、今やっていることに「このままでいいのか」と気づくきっかけが、リンクルショットという画期的な商品につながりました。今後は、経営からメッセージを送るだけでなく、共通の問いを立てて対話しながら、深く想いを伝えていくことを実行したいと思います。

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