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第3回 ステークホルダー・ダイアログの開催報告

ポーラ

〈討議テーマ〉女性を応援する企業であり続けるために(ポーラ)

2011年(第2回)のステークホルダー・ダイアログでは、有識者の方々から以下の3点を課題としてご指摘いただきました。

(1)「AAA宣言」の本質は、年を重ねることを肯定する考え方であるとして、女性の生き方の美しさを強く打ち出すことが重要。
(2)女性の支援をどのようなターゲットに実施するべきか、女性が応援されていると実感できる取り組みが重要。
(3)多様な情報発信を通じて、「AAA宣言」のコンセプトに合致するアンバサダーによる、女性の活躍の紹介が重要。

2012年のステークホルダー・ダイアログでは、こちらを踏まえて、2012年に実施した「AAA宣言」2年目の活動についてご説明し、改めて、有識者の方々からご評価をいただきました。
また同時に「AAA宣言」を通じてポーラの企業価値や企業文化を、より多くの方に「共感」していただくための効果的な伝え方についても、有識者の方々から貴重なご意見をいただきました。






AAA宣言:アンチエイジングアライアンス宣言の略。
今の自分に自信を持ち、明日の自分をもっと好きになること。そのために小さくても確かな情熱を積み重ねていくことこそ、真のアンチエイジングだと考えています。
「いつも、いつまでも美しくありたい」と願う全ての女性たちのために、この宣言に共感し、共鳴してくれるメディア、企業、地域社会をはじめとする様々な分野とのアライアンス(同盟)を組み、すばらしい本物たちとの出会いを創造していきます。

実施日時、実施場所及び参加者
日時 :2012年10月10日(水) 16:00〜18:00
会場 :ポーラ 本社 5F 大会議室
参加者
● ステークホルダー代表(有識者)
 
渥美 由喜氏 内閣府 男女共同参画会議 専門委員
福沢 恵子氏 ジャーナリスト(一般財団法人 女性労働協会 専務理事)
麓  幸子氏 日経BP社 ビズライフ局長
● ポーラ参加者
 
小西 尚子 常務取締役(AAA推進オーナー)
江田  守 CSR推進責任者 人事担当 執行役員
青柳  勲 訪販化粧品事業・エリア担当 執行役員
及川 美紀 商品企画・宣伝担当 執行役員
● 司会
 
小澤 ひろこ氏 新日本有限責任監査法人
(肩書きは全て実施当時のものです。)


ご参加いただいたステークホルダー代表の皆さま

 

   
  渥美 由喜 氏
内閣府 男女共同参画会議
専門委員
  福沢 恵子 氏
ジャーナリスト
一般財団法人女性労働協会
専務理事
  麓  幸子 氏
日経BP社
ビズライフ局長

討議した課題と主な回答

第3回のステークホルダー・ダイアログでは、以下の3つの課題について討議を重ねました。

〈課題1〉「AAA宣言」が伝えるべきもの

様々な企業とアライアンスを展開する一方で、今一度ポーラが もともと持つ「財産」に目を向け、その価値を再評価する必要があります。

ステークホルダーからのご意見・ご指摘 ポーラの回答
「ポーラレディ」という、他社にはないポーラだけの財産を「AAA宣言」の実践としてアピールすべきです。20代から90代までいるポーラレディの中でも、とくに年を重ねても最前線で活躍する方を、日本社会の未来を象徴するロールモデル※として紹介することは女性への支援であり、また「エイジング」に価値を創出することにもつながります。(麓氏)※ロールモデル:役割モデル、模範、手本のこと。   現役で働いている80代以上が約5,000人、90代の方が500人ほどおります。彼女たちのすばらしさは社内でも認識しておりましたが、麓先生のおっしゃるような「日本社会の未来像」として、世の中の女性に元気を与える存在であるという見方は、新しい気づきでした。その価値を広く伝えるべく、90歳以上のポーラレディを紹介する書籍の刊行(11月『美婆伝』)を予定しています。
ポーラレディが長く働き続けるその原動力とエイジレスな美しさの源はワークライフバランスのとれた生き方です。仕事と生活の両立に悩む女性たちへの回答として、ポーラレディの考え方やワークスタイルを明確に紹介することで、消費者に自分のこととしてとらえてもらいながら具体的なアプローチへと進めてはどうでしょう。(福沢氏)   ポーラレディは、「お客さまの喜び=自分の喜び」という理念を持っています。単に物やサービスを売るのではなく、社会や人と関わることに価値を見出すことは、「美しくなることを販売する」に通じるものです。書籍やイベントなどの場を活用してポーラレディの考え方やワークスタイルを紹介し、多くの方々に共感を持っていただけるようにしていきます。

〈課題2〉「AAA宣言」の発信に新たな視点を

一年間、「AAA宣言」の理念を発信してきましたが十分な浸透には至っていません。 正攻法だけでなく、柔軟な姿勢で新たな視点を持つことが重要です。

ステークホルダーからのご意見・ご指摘 ポーラの回答
効果的な広報活動をするには、まず現実利益でユーザーを誘導することが大切です。その意味で『POLAの美肌食堂』の出版はすばらしいと思います。それは 「どのように、いつ、何をしたら良いのか」の情報提 供と、消費者の「こういうことをしたい」という欲求に対応する具体的なアプローチがあるからです。(福沢氏)   「AAA宣言」のメンタルな部分を伝えようとするあまり、これまでは現実利益に目が向いていなかった部分があります。今後は2011年に刊行した『美人伝心』などの書籍や、雑誌、WEBなどのメディアを通して、女性たちが「知りたい」ことを伝えていく取り組みをしていきます。
活動している女性にはパートナーの支援が不可欠です。女性の活躍を進めるには男性を巻き込む必要もありますから、たとえば、女性の支援も含めたバランスの良いワークライフを実践している男性社員の実例を紹介するといった取り組みもできると思います。 (渥美氏)   ポーラレディの中には、パートナーの支援を受けながら自己実現をしている女性たちがたくさんいます。男性社員がどれだけワークライフバランスを実践しているのか、まずは実態をしっかり把握した上で、社内の男性にもパートナーとして「AAA宣言」を実践する意識を促していきたいと思います。

〈課題3〉「AAA宣言」の効果的な伝え方

情報発信力を高めるには、ポーラとお客さまが交流するコミュニティの 形成が効果的です。コミュニティの中でロールモデルを伝えていく必要があります。

ステークホルダーからのご意見・ご指摘 ポーラの回答
「AAA宣言」の情報発信に欠けているのは双方向コミュニケーションです。ポーラレディが情報を発信し、ユーザーが声を返すようなコミュニティの仕組みをつくることをお勧めします。ポーラレディの持つ公私取り混ぜた情報は、これからの社会に対しとても大きな発信力となります。(麓氏)   ポーラレディが価値ある存在であることは確かであるものの、その価値をどう発信すべきか明確にできていないという現状がありました。本日のご意見を踏まえ、今後はポーラレディの持つ情報を把握し、それをどのように発信していくべきか考えていきたいと思います。
コミュニティができるとやがて実際に会って話したくなります。これは、女性たちが、価値観を共有したり、「人生の手本となるような女性に出会いたい」と思っているからです。御社にはロールモデルとなるすばらしいポーラレディが全国各地にいるのですから、求めている女性たちに実際に出会わせる仕組みをつくることも重要です。(麓氏)   今後はロールモデルとなる全国各地のポーラレディと、人生のロールモデルを求めている女性たちとの出会いの場を積極的に増やし、何らかの形での双方向のコミュニケーションの実現も視野に入れていきます。

株式会社ポーラ 常務取締役  小西 尚子
ポーラの価値を伝える強いメッセージの発信を。

「AAA宣言」は、今後ポーラが90年、100年と末永く企業活動を続けていくために、自らが持つ価値を世の中に広めることで、女性たちの輝く生き方を応援したいという志のもとに始めました。その背景には、「女性の美しくありたいという気持ちに生涯応えられる企業でありたい」という企業理念と、ポーラレディという女性の社会での活躍を永きにわたり応援してきたという歴史があります。
今回の皆さまのご意見を受け、まずは自分たちの持っている価値が再認識できました。またそうした価値をどう打ち出せば社会に共感していただけるのか迷いがありましたが、そこがとてもクリアになりました。また、これまで「AAA宣言」で様々な取り組みを行ってきましたが、全てを串刺しにした強い、また差別化されたメッセージが打ち出せていないということも、明らかになりました。そして、「AAA宣言」に双方向コミュニケーションが成り立つようなコミュニティづくりをどう盛り込んでいくのか、これも重要な課題として再認識いたしました。今後はこれらにしっかり取り組み、ある意味社会現象ともなるような大きな波を世の中に起こせる活動にしていきたいと思います。
ありがとうございました。

株式会社ポーラ 常務取締役  小西 尚子

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