展覧会

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中村弘峰「SUMMER SPIRITS」
2019年8月8日(木)-9月1日(日)
11:00-20:00(入場は閉館の30分前まで)
入場無料/会期中無休
※8月25日(日)のみ12:00開館予定

中村弘峰は、104年続く博多人形師の4代目として福岡に生まれ、東京藝術大学大学院を修了後、家業を引き継ぎながら、従来の概念に留まらない創作人形を発表しています。中村の斬新な作品は、江戸時代の人形師が、現代にタイムスリップしたらどうなるか、という視点から発想を得て制作を行っています。その緻密な文様や色彩の美しさは、思わず見ている者の目を奪いますが、現代風にアレンジされた表現とのギャップも魅力のひとつと言えます。ユーモアの中にも、子供の成長を願ったお雛様や五月人形に代表されるような、人々が人形に対して抱いてきた祈りや願いが込められており、今も昔も変わらない人間の普遍さも表しています。
本展覧会では人気の高いアスリートシリーズから動物シリーズまで、新作を中心に約40点を展示予定です。

プロフィール
中村 弘峰(中村人形 四代目)
1986年
福岡県福岡市生まれ
2009年
東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2011年
東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
2011年
人形師で父の中村信喬に師事

福岡県太宰府天満宮干支置物制作
博多祇園山笠土居流 舁山制作

個展

2014年
「スサノオ〜神々の肖像〜」 ギャラリーマルヒ/東京
2018年
「Tiny Spirits」現代陶芸釉里/福岡
2018年
「MVP(Most Valuable Prayers)」美術画廊×日本橋髙島屋/東京

グループ展

2009年
「アトリエの末裔あるいは未来」台東区書道博物館/東京
「彫刻の五・七・五」沖縄県立芸術大学/沖縄
2010年
「東方三博士の彫刻」展 藝大アートプラザ/東京
2010年
「PLAYROOM〜ゲエムは生活の頂点だった〜」 Gallery artsynapse/東京
2011年
「帰ってきた りったいぶつぶつ展 〜現代作家による立体アート〜」Bunkamura Gallery/東京
2012年
「豊福智徳プロジェクト」 太宰府館/福岡
2014年
「MOA岡田茂吉賞新人賞部門」招待出品 MOA美術館/静岡
2017年
「東美アートフェア」東京美術倶楽部/東京
2017年
「蒐集衆商」スパイラルガーデン/東京
2017年
「九州次世代展」九州国立博物館/福岡
2018年
「立体新旗手展—それぞれのカタチ—」日本橋三越/東京
2018年
「蒐集衆商」スパイラルガーデン/東京

受賞

2006年
第1回藝大アートプラザ大賞 大賞受賞
2007年
第2回藝大アートプラザ大賞 準大賞受賞
2008年
第3回藝大アートプラザ大賞 大賞受賞
2009年
日本芸術センター第1回彫刻コンクール 審査員賞受賞
三菱地所賞受賞(東京藝術大学卒業制作)
2013年
第60回日本伝統工芸展 初入選 新人賞受賞
2014年
第49回西部伝統工芸展 初入選 日本工芸会賞受賞
2015年
第50回西部伝統工芸展 福岡市長賞受賞
2016年
第3回金沢・世界工芸トリエンナーレ コンペティション部門 優秀賞受賞
2017年
伝統工芸創作人形展 in 金沢 中村記念美術館賞受賞
2019年
第54回西部伝統工芸展 日本工芸会賞受賞

パブリックコレクション/モニュメント

古代力士像
住吉神社/福岡

白い肌に凛とした表情で何かを見据える野球のキャッチャーや思わず天を仰いだアメフトプレイヤーなど、
古典の日本人形に現代のアスリートを掛け合わせた作品を作るようになって数年が経った。
なぜ人間は人形をつくる必要があるのか?
人形師の家系に生まれた僕が子供の頃から感じている不思議。
この問いについての明確な答えは、今はまだ持ち合わせていない。
ただ、胡粉の艶が光る白い人形が一生懸命ボールを投げる姿や、緑の目をした極彩色の動物たちを作るとき、時間も忘れて夢中になっていて、もうその答えを完全に悟ったような気分になっている。でも、気づくとその感覚がスーッと引いて、掴んだものは手にはない。そして目の前には、またひとつ溌剌とした新しい人形が立っている。
僕の作品はこうやってできている。本当に狐につままれた気分だ。
サマースピリッツというタイトルにはこういう思いを込めた。
願わくはあなたにも僕が見た白昼夢のような、時間を忘れる人形の世界を感じてほしい。
新しい時代の真夏の銀座で。

中村 弘峰

実際の展覧会の模様はこちら

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